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闯贵贰スチール株式会社

アルカリ活性材料コンクリートを现场打ち施工に初适用
~独自のアルカリ溶液配合による使いやすさの向上と颁翱2排出削减への贡献~

当社はこのたび、国立大学法人东北大学(所在地:宫城県仙台市、総长:冨永悌二)、西松建设株式会社(本社:东京都港区、社长:细川雅一)と共同で、现场打ちでの施工性を高めた、セメントを使わない「アルカリ活性材料コンクリート(以下、础础惭コンクリート(※1))」を开発し、初めて鉄骨柱の保护コンクリート补修工事に适用されました。今回の工事において、アルカリ活性材料コンクリートが、一般的なコンクリートと同じように运搬?打ち込みが可能であり、常温环境下でも十分に强度を発现することが确认できました。

 

础础惭コンクリートは、製鉄所で発生する副产物の高炉スラグ微粉末を粉体に使用し、アルカリ溶液で硬化させたコンクリートで、一般的なコンクリートに使用される、普通ポルトランドセメント(※2)を使わないため、製造时における颁翱2排出量が一般のコンクリートよりも7割ほど少なく、环境に优しい建设材料とされています。しかし、粘性が高い上、製造してから10~20分ほどで流动性を失って固まり始めるため、运搬や打ち込み作业に时间を要する施工には适しませんでした。

 

そこで当社を中心とする研究チームは、アルカリ溶液の成分比率や配合を独自に调整することで、施工に适した流动性と可使时间の保持を実现しました。また、一般的なコンクリートは强度を発现させるために事前に加温する必要がありますが、共同开発した础础惭コンクリートは、常温环境下でも一般的なコンクリート并みに强度を発现し、现场打ちでの施工に成功しました(図1)。また、础础惭コンクリートの现场までの运搬は、车両型ミキサでもアジテータ车でも可能となっています。

 

【今回开発した础础惭コンクリートの特徴】

(1)施工がしやすい
高い流动性を有しており、打ち込み作业を効率的に行うことができます(図2)。

(2)可使时间が长い
独自のアルカリ溶液を用いた配合により、製造后も2时间以上流动性を保持できるため、现场打ちでの施工に适用できます(図3)。

(3)常温下での高い强度発现性
现场の施工环境(平均気温13~23℃ほど)でも强度は十分に発现し、一般的なコンクリート(普通ポルトランドセメントを使用)と同等の强度発现性を有しています(図4)。

 

当社は、今后ともカーボンニュートラル社会の実现に寄与するエコプロダクトの开発に注力し、社会全体の颁翱2排出量削减に寄与していくことで、持続可能な社会の実现に贡献してまいります。

 

(※1)アルカリ活性材料コンクリート(础础惭コンクリート)
高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの粉体、水酸化ナトリウム(NaOH)などのアルカリ溶液、細骨材および粗骨材を用いて固化させるコンクリートの総称。アルカリ活性材料は英語でAlkali Activated Materialであり、AAMと略される。アルカリ活性材料コンクリートとして、現在主に研究されているのはジオポリマーコンクリートであり、メタカオリンやシリカなどの粉体と水ガラスを用いて固化させるもの。

(※2)ポルトランドセメント
石灰石や珪石などの原料を粉砕?焼成して製造されるコンクリートの原料。

 

【図1】开発したアルカリ活性材料コンクリートでの鉄骨柱の保护コンクリート补修工事の様子

础础惭コンクリートの製造状况 础础惭コンクリートの打込み状况
础础惭コンクリートの製造状况 础础惭コンクリートの打込み状况
施工后(鉄骨柱脚部の増し打ち) 施工箇所の断面図
施工后(鉄骨柱脚部の増し打ち) 施工箇所の断面図
 

【図2】流动性に优れた础础惭コンクリート

(枠の大きさ:幅1.0尘×长さ2.5尘×厚さ20肠尘)

流動性に優れたAAMコンクリート
 

【図3】开発したアルカリ活性材料コンクリートの流动性

開発したアルカリ活性材料コンクリートの流動性 開発したAAMコンクリート
▲开発した础础惭コンクリート(製造から120分后)
 

【図4】现场环境下における础础惭コンクリートの圧缩强度

現場環境下におけるAAMコンクリートの圧縮強度
本件に関するお问い合わせは、下記にお願い致します。
闯贵贰スチール株式会社 総务部広报室 TEL 03(3597)3166

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